2018年02月27日

「ロベール・クレジュリー」は私が狂おしいほど愛した女性のようなもの

 リアーナ(Rihanna)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)やマドンナ(Madonna)らが愛用するフランスの高級靴メーカー「ロベール・クレジュリー(Robert Clergerie)」の創業者でデザイナーのロベール・クレジュリーは何もせずにいられるタイプではなかった。
「ロベール・クレジュリー」は私が狂おしいほど愛した女性のようなもの
 引退して4年後、彼の名を冠したブランドが倒産寸前となった時、クレジュリーは隠居を取りやめ、会社を買いなおした。自ら200万ユーロ(約2億2660万円)を注ぎ込み会社を立て直した。

「私は70歳で、ひどく退屈していた」とクレジュリーは振り返る。彼はギリシャの島々を旅し、ガーデニングやゴルフも始めたが、「本当に飽き飽きしていた。特にゴルフには」。

「あんな風に会社がなくなりそうになるのは本当に辛かった。ほとんどの従業員を知っていたから」「工場に戻った初日に、従業員の女性たちが泣いてくれた」と感情が込みあがっているのが分かる声で語った。

「第2の人生を見つけた」とクレジュリーはAFPに明かす。それは彼のブランドも同じで、「ロベール・クレジュリー」の代名詞でもあるフラットやウェッジドシューズは再び、ファッショニスタたちの間でマストハブなアイテムになった。

 他のブランドがより安価な労働力を得るために海外へと進出する中、クレジュリーはその流行に逆らった。ブランドの工場は、かつてはフランスの靴屋の都市であったロマン・シュル・イゼール(Romans-sur-Isere)最後の工場となった。

 現在83歳となったブランドの創業者がこの業界に飛び込んだのは決して早くはなかった。食料雑貨店の息子として生まれたクレジュリー。「父は私を厳しく育て、24歳まで父の店で働いていた」



Posted by buro15 at 16:15│Comments(0)
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